−Web写真集 5−  山を登る湘南形・・「サンマル」の記憶


  

             ―引退直前のデ300形第一編成 301-314-313-302−(−私の街の「しんてつ」−より再掲)
                        94.4.10   西鈴蘭台〜鈴蘭台西口



         神戸電鉄高性能車の草分けとして華々しくデビューしたデ300形。
         現場の方々には「サンマル」の呼称で長く親しまれた電車です。
ツリカケ車の800系に遅れる事約1年、
         彼らが引退したのは、94年9月・・・。もう12年程前の事になります。

         同社初の高性能車は、当時流行していた湘南形2枚窓にクロスシート、窓周オレンジにシルバーグレイの
         斬新なスタイルで登場。裾部に丸みを持たせた車体は、それまでのいかにも山男然とした「神有電車」の
         無骨なイメージを一新した柔らかい印象を持たせ、一躍沿線の人気者になりました。
         同じく神鉄の高性能車として活躍したデ1000形、通称「センマル」と一時代を築き上げた事は、皆さんの
         ご承知の通りです。

         小学校の頃、私が神鉄の存在を知ったとほぼ同時に、鵯越の坂道を登って行くサンマル2連がそれからの長い
         付き合いのきっかけとなったのは、拙HPの各所でも述べた通りです。

         3000系よりも開放的な前面展望、近車シュリーレンKD-37の心地よい乗り心地、愛嬌のある湘南形フェイス・・・
         クロスシートの時代は味わえなかったものの、往年の最優秀車両の面影は、引退まで消えることはありませんでした。
         80年の神鉄の歴史を語る際には、外すことのできない名車だと思います。

         800系のようにさよなら運転もなく、ひっそりと消えていった「サンマル」・・・。華々しく活躍を始めた5000系の
         後輩たちに静かにバトンを渡して消えていった姿は、彼ららしい身の引き方だったかもしれません。
         「想い出の800系」に続き、私の一番のお気に入りの電車、「サンマル」ことデ300形の往年の活躍ぶりをご紹介して
         まいります。

     デ300形について詳しく知りたい方はこちらへ!(車両ガイドへ)
     1960(昭和35)年登場時のデ300形についてはこちらへ!
     1994年5月〜7月の見津車庫留置についてはこちらへ!
     1994年6月のデ300形乗車記についてはこちらへ!

     「モノクロームの残像」でのデ300形の姿はこちらへ! 1985年7月

 モノクロ作品はこちらから!

        
  一時の出会い(76.7KB)  菜の花に見送られ(55.0KB)   水温む(57.5KB)     小さな乗客(79.7KB)

      
     道標(48.7KB) 

  カラー作品はこちらから!
                                                                
         
春のトンネルを抜けて(52.3KB) 二枚窓の兄弟たち(67.0KB)   役者揃い踏み(61.8KB)     行楽日和(71.3kB)


                     
  秋色深まりつつ(58.2KB)    夜の始発駅(43.7KB)     小さい秋、見つけた(53.5KB)  渓谷を行く(45.3KB)

                
    新旧交代(57.6KB)       うららか(32.7KB)        新有馬点描(53.2KB)       登山口の駅(54.2KB)

         
     小休止(45.7KB)        最後の力走(59.5KB)

  (以降、いずれも少しずつUPしてまいります)

 Web写真集3 −わたしの街の「しんてつ」−にもデ300形の作品がございます。こちらも是非ご覧下さい。


     94.4.10  有馬口


                                                                

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