見津車庫に集結した神戸電鉄の各車両たち。
          左から1353F、3003F、5003F、6003Fと、末尾番号「3」の各形式が勢揃いした姿は「圧巻」の一言に尽きます。
          種別表示が其々「普通」「準急」「急行」「快速」と表示されているのもいいですね。。


          −今年もイベントが盛りだくさん!「神鉄トレインフェスティバル2010」参加記−



          「鉄道の日」関連イベントの先陣を切って、今年も10月3日(日)に「神鉄トレインフェスティバル2010」が開催されました。
          今回は粟生線活性化策の一環で登場した、キャラクター「しんちゃん」の着ぐるみ(!)お披露目や、初登場の「トレフェス
          特別列車」、引退間近となった電気機関車701形の特別公開等、ファンにはたまらないイベントが目白押し。
          生憎の雨模様にもかかわらず、今回も大勢の方々で賑わいました。
          それでは、当日の様子をお伝えしていきましょう。

          【主なイベント】
           ・トレフェス特別列車の運行と見津車庫での車両撮影会(鈴蘭台車庫〜見津車庫間、午前・午後各一往復)
           ・粟生線活性化キャラクター「しんちゃん」着ぐるみのお披露目セレモニー(10:30〜)
           ・わくわくっ!洗車体験(11:15〜、13:00〜)、台車抜き取り実演(11:15〜、13:15〜)

           ・電車のおなかを見てみよう(ピットより床下機器の見学)
           
・GO!ミニトレイン、ちびっこ運転士・車掌体験(6001F車内)、ドア開閉操作体験
   
        ・運転しみゅれーたー、踏切装置操作体験、パンタグラフ操作体験
           ・電気機関車701形の車内公開

           ・
神鉄車両のHOゲージ鉄道模型展示・運転会
           ・粟生線地元団体イベント(吹奏楽・別所ともえ太鼓)、オリジナルビンゴゲーム大会
           ・車両部品販売、神鉄グッズ販売・・・等


          「トレインフェスティバル2004」の当日の光景はこちらへ!
          「トレインフェスティバル2006」の当日の光景はこちらへ!
          「トレインフェスティバル2007」の当日の光景はこちらへ!
          「トレインフェスティバル2008」の当日の光景はこちらへ!
          「トレインフェスティバル2009」の当日の光景はこちらへ!


        

     トレフェス特別列車は午前・午後とも先着150名の定員制。9:30前に会場に着きましたが、既に100名程度の行列が!
     午前10時の開場後すぐに特別列車の整理券が配布され、午前の部に参加する事ができました。検車庫横の洗車線より乗車します。

     特別列車は今年登場の新車、6003F。9月17日より運行中の「ギャラリートレイン」に充当されており、車内には粟生線沿線の小学生たちが
     描いた「夏の思い出」で一杯です。
     10:43に特別列車は鈴蘭台車庫を出発。普段は乗車できない車庫からの出入庫線を通って、一路見津車庫へと向かいます。


          

          11:03、約20分のショートトリップを経て電車は見津車庫に到着。留置線には既に歴代の神鉄車両と、新顔の
          軌道モータカーが準備万端で待機しています。


          

          綺麗に横一線に並んだ各形式。電車の横顔だけ見ても、時代によるデザインの変遷が分かります。


          

          こちらも注目の軌道モータカー。松山重車輛製の25t機にダンプトロが4両サンドイッチされています。
          8月のミストレイベントにて参加者には少し早目のお披露目をしましたが、一般公開は今回が初めてです。


       

     (左)ダンプトロは3方向への砕石撒布が可能な万能車。既にバラストが積まれた車両もあり、デビュー間近な事を感じさせます。
     (右)車庫内にはモータカー保守用のピットも建設中でした。活躍を開始するのも間もなくかな。

     このほか、車庫内には唯一ツーマンで残る休車中の1117Fや、転削線の3000系も注目を集めていました。

     お好みのアングルで電車を撮影するファンの方や、記念撮影を楽しむ家族連れの方々・・・。
     思い思いに楽しい一時を過ごされ、少し雨がぱらついたものの、約40分の撮影会もゆったり気持ち良く終了しました。
     11:51、特別列車は鈴蘭台車庫へ向けて出発です。


            

          鈴蘭台車庫に戻ると、ステージの近くには本日お披露目の「しんちゃん」が登場!
          8月のミストレイベントで「最近のしんちゃんは毎日少しずつ大きくなってまして、この秋にはビッグになって登場する
          予定です」と何やら意味深な事を言ってましたが、これの事だったのですね。
          「てつくん」の顔、意外に平べったいです(笑)
          他にも、ステージ付近には名物「はばタン」を始めとした、兵庫県のゆるキャラが集合していました。


          

          毎回人気のHOゲージ模型運転会。今年はついに、待ちに待ったデ300形が登場しました。
          引退直前の新塗装4連の姿、とても懐かしくてしばし見入ってしまいました。
          「一番古い新車」?サンマルと6000系との共演ができるのも、模型の世界ならではです。
          日本広しと言えども、これだけ一同にHOの神鉄車両が集結するのは、ここだけでしょうね。


        

     こちらも注目の一品。かしゃでんしゃデヤ750形と茶坊主701形電機の模型。ホッパー車も精巧で、良くできています。
     デヤは午後の運転会で、レイアウト上をすいすいと走る姿がとてもユーモラスでした。


          

             

          こちらは本物。近々の引退が公式発表された茶坊主デキですが、軌道モータカーにその任を譲る日も近いようです。
          今回のトレフェスイベントでは特別列車とともに人気が高く、内部公開を待つファンで長蛇の列が続いていました。
          降りしきる雨の中、一生懸命に案内をされていたスタッフの姿が印象的でした。


          

          おじいちゃんと一緒に、特別列車ですっかりご満悦のボク。表情が全てを物語っていますね。
          楽しかった一日も、あっという間に過ぎてしまいました。


          今年は生憎の雨天となってしまいましたが、恒例のイベントは「トレフェス」の名ですっかり定着したようで、
          毎秋のこの日を楽しみにされている方々も着実に増えている様子です。
          毎年さまざまな企画で私たちを楽しませてくれるだけでなく、イベントを通じた新しい発見をきっかけに、
          少しでも多くの方々が、神鉄の力強いサポーターとなってくれる事を願ってやみません。

          最後に、今年も楽しい一日をご提供いただいた現場スタッフの皆様と、会場でお世話になった方々に、
          この場を借りて厚くお礼申し上げます。




       (2010.10.09 記)


                                                                                                                 −TOPへ−

   

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