今回のトレインフェスティバルで初登場のミニトレイン。
某社の特急車両と一目で分かりますが(失礼!)、意外に神鉄のカラーリングが似合います。
−第14回「鉄道の日」記念−神鉄トレインフェスティバル2007参加記
10月と言えば「鉄道の日」。第14回を迎えた、恒例の神鉄トレインフェスティバルの時期ですね。
今年も各社局の先陣を切って、10月6日(土)に開催されました。
ここ数年、車庫見学は親子限定の事前申込制でしたが、今年は会場が鈴蘭台車両工場に集約された上で
一般開放。誰でも自由に参加できる形での開催となりました。
さて、例年に引き続いて今年も当日の様子をお伝えしたいと思います。
(主なイベント)
・検車場での撮影会(12:10〜12:40)
・洗車体験(10:30、11:30、13:30)
・台車抜き取りトラバーサ操作実演(11:30〜、13:50)
・ミニトレイン運転
・マスコン・ブレーキ弁操作体験
・ビンゴゲーム・ステージカーリングゲーム、ビンゴゲーム大会
・電機701号の車内公開
・運転士・車掌体験
・ドア操作体験
・パンタグラフ操作体験
・HOゲージ鉄道模型展示
・車両部品販売
・すずらんカード・神鉄グッズ販売・・・等
赤字は、今年から新しく加わったイベントです。会場が一ヶ所になった事もありますが、新企画も結構多く、
参加前から楽しみですね。
「トレインフェスティバル2004」の当日の光景はこちらへ!
「トレインフェスティバル2006」の当日の光景はこちらへ!
12時10分から行われた、検車庫での車両撮影会。茶坊主デキの前には開始を待つ長蛇の列!
電気機関車701号の車内見学会も行われ、こちらも毎回人気のイベントの一つです。
権車庫に並んだデ1100形、5000系、3000系の歴代車両たち。
約30分間の撮影会は非常に穏やかだったのが印象的でした。心無いマニアの罵声や注文もなく、
子供の記念撮影をしている微笑ましい光景も・・・。
今年の注目の的は、午前・午後の各一回実施された、台車抜き取りトラバーサの操作実演。
入場中の5000系5117を使用して、台車の抜き取り・装着を実際に行うものです。
台車がセッティングされた電車を、人力で動かす姿には家内や子供もびっくり!
(左)5000系に使用されている交流誘導電動機、MB-5057A(120kw)意外にコンパクトです。
すぐ横には1000系列車両で使用される直流直巻電動機のMB-3054B(75kw)も分解展示されていました。
(右)デ1350形で使用の電動発電機、MG-111-E-Sも展示されていました。
工場内には今回、実際のマスコンとブレーキ弁を運転台風に設営した「マスコン・ブレーキ弁操作体験」も初めてお目見え。
TVに映し出されるのは本物の神鉄沿線ですが、電車でGO!と違ってハンドル操作と画面が連動しないのが残念!
HOゲージの模型は勿論神鉄。社員の方の手作りだそうで、右側は現在製作中のデ1100形3連とデ1070形。
来年のデビュー?が楽しみですね。
走行中のデ1100形には先頭車に小型CCDカメラをセット。本物と同じ感覚で操縦体験ができることから、こちらも毎回
子供たちの順番待ちの行列ができます。みんな本当に電車が好きなんですね。
湊川地下駅の雰囲気は本物そっくりで臨場感抜群!
ミニトレインは小学生以下の子供が乗車でき、一回で場内を二週します。
さすが鉄道会社だけあって、踏切は本物!工場内に警報機の音が響きます。
工場内には今回特設ステージが設営され、合間を縫ってゲームやミニコンサートが実施されました。
写真はボーカルアンサンブル「アミティエ」のおねえさんたち。「里の秋」や「ふるさと」など、秋にふさわしい名曲の
数々を、優しいハーモニーで奏でてくれました。
車両課事務所の食堂も開放されたほか、地域物産販売やポン菓子実演、餅つき大会などのイベントも大盛況。
お手製の焼き芋はなんと一本100円!「今年でもう4年目やで」と笑ってた係員の方の笑顔が印象的でした。
10月とは思えない陽気と絶好の天気の中、楽しい一時はあっという間に過ぎてしまうもの。
昼前から参加していたのですが、見学や昼食、知人との歓談であっというまに数時間が経過してしまいました。
毎年の事ですが、この日の為に企画や準備をして下さったスタッフの皆さんには、頭が下がる思いです。
来年は神戸電鉄開業80周年となる節目の年。さらに充実した内容での開催を期待したいものです。
最後に、本日お世話になった現場スタッフの皆様に、この場を借りて厚くお礼を申し上げます。
(2007.10.6 記)
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