7-3.デ201形
201〜208(8両) 昭和23年6〜11月製造 昭和47年9〜49年7月除籍
戦後の復興に貢献したデ201形 左は第一次増備車202 右は第二次増備車206で正面窓が若干
大型化されました。
(写真ご提供:RRE様)
終戦後の昭和23年、運輸省の私鉄郊外電車設計要領に基づく規格型電車として製造されました。
車体寸法も従来車のデ1形やデ101形とほほ同じの15m車体ですが、腰が低くなった分スマートな
印象を受けます。第二次製造の204からは正面窓が若干大型化されました。
性能的にもデ101形をほぼ踏襲しています。又、本形式より製造が川ア車両(現川ア重工業兵庫工場)
に変更となり、現在に至っています。
鈴蘭台で待機中の205。205はデ201形の中では唯一、両側貫通使用の両運転台車両でした。
右側にはデ211形211の姿が見えます。
(写真ご提供:松本崇様)
現役で活躍中の208-211-207。菊水山〜鈴蘭台間の旧線区間も懐かしいですね。
(写真ご提供:松本崇様)
新開地駅で発車待ちの208。開業後まだ新しい地下駅と旧型車のミスマッチが新鮮な風景です。
(写真ご提供:松本崇様)
営業を退き、鈴蘭台車庫て解体待ちのデ201形。昭和49年5月撮影のもので、デ211形の中でも異端車の
213-212-206はこの少し前、同年3月25日付けで廃車となり、既に解体作業中の様子がうかがえます。
一方、208-211-207は同年7月11日付で廃車。これをもって神鉄からは旧型車の姿が消え、事実上
「神有電車」の時代は、終焉を迎える事となります。
(上2枚とも:写真ご提供:坂下考伸様)
晩年はデ211形・クハ141形と共に3連化が実施され、旧型車では最後まで活躍しましたが、昭和47年
〜昭和49年にかけて全廃されました。
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