1984年(昭和59年)8〜9月の記録
                     
                      −デ1350形 第三編成登場!−



     







 解体待ちの為、山の街の留置側線から鈴蘭台車庫に
 回送された無蓋貨車ト501とトム622。
 この後、9月30日付で正式に廃車となりました。







     

      8月に搬入されたデ1350形の第三編成、1357Fも運用開始間近となった8月下旬のある日。
      鈴蘭台で見掛けたのは、1076と1151F(1151−1251−1152)の4連運用です。

      この頃、デ1070形は全て有馬寄に自動連解装置を装備しており、密着自動連結器のデ1150形とは
      神戸寄に連結する事が出来ない為、4連を組成する際には有馬寄に連結されていました。
      オール3扉ですが、もちろんまだ非冷房の頃。
      奇しくも現在、1076はデ1150形の第二編成、1153Fと同様の編成を組成しています。


      




















 街はまだ残暑厳しい8月下旬。
 菊水山を眺めながら、裾帯入りの1053+
 デ1000形の3連が鈴蘭台駅へ到着です。
















      

      日曜日に珍しく、トム車3連を牽いた2001の時間合工臨がやって来ました。
      トム車牽引の際は一旦山の街の留置側線に入り、終電後に推進運転で作業現場へ向かうのが通常の
      パターンでした。
      少し見難いですが、積荷はホッパーで降ろすにはやや大きめの砕石。路盤補修にでも使うのでしょうか。


    

      

      デキ+トム車の工臨は山の街の上りホームに到着後、そのまま留置側線に入ってすぐにパンタを降ろして
      終電後の作業までしばしの休息に入ります。
      当時山の街の留置側線は、普段トム車6両の留置場所となっていた他、教習時の訓練にも使用されて
      おり、当時は下り方面からの渡り線がありました。


                 

                 鈴蘭台で休むデ1000形の2連。二丁パンタもしっかり健在!
                 列車無線設置の関係から、営業線上で先頭に出る事のない1010を捉えた
                 貴重な写真です。


      

      鈴蘭台車庫で休む増結車たち。両運車の1074の奥には、簡易運転台を備えたデ1050形たちがズラリ。
      1000系列の増結車両全盛期を物語る風景です。


      

      デ1350形の第一編成、1351F(1351−1326−1325−1352)。
      1000系列初めてのオール3扉4連で冷房車。スマートな編成美が自慢です。


      

      そして・・・やってきたのは営業運転を開始したデ1350形の第三編成!
      有馬寄に前述の1076を連結し、堂々5連で粟生線系統の通勤急行に姿を現しました。

      1353からは乗務員室後部の「K」マーク設置に加え、設計変更によって先頭部の標識板取付用台座が
      当初から省略された為、すっきりした顔の印象があります。
      上の写真の1351Fと比べると、裾帯の有無でかなり印象が変わりますね。



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