ワンマン改造工事の為、川重兵庫工場へ向かう1152。
市場車両搬入基地より陸送用のタイヤに履き替える為、これからジャッキアップ作業にかかります。
−神鉄車両の搬出入風景を見る− 1152Fの川重陸送前夜
1100系の3扉バージョンであるデ1150・サ1250形は、2000年夏に1153Fが川重兵庫工場にて4連化改造工事を受け、
新たにデ1070形1076と4連を組成する事となりました。
先に製造された1151Fについては、1999年2月に連解装置設置の改造工事を受け、その後は5連運用に従事して
いましたが、ワンマン対応化改造の為、2001年2月14・15日に亘って川重への回送が実施されました。
当初は新車搬入と逆のルートで鈴蘭台〜市場車両搬入基地〜川重兵庫工場への搬出を行っていましたが、その後は
鈴蘭台車両工場にて改造工事を実施する事となった為、同改造工事に伴う搬出作業はなくなりました。
この為、市場車両搬入基地では夜間走行に備え、日中に台車から陸送用タイヤへの履き変え作業が行われます。
今回はちょっとその作業風景を覗いて見ましょう。
尚、写真は全て、敷地外から望遠レンズ等での撮影を行っています。
作業中は近所の子供連れや、偶然通りかかった電車小僧の方々も珍しそうに作業を眺めていました。
(現地でお会いした北条鉄道の運転士さん、お世話になりました!)
1152に取り付けられたジャッキ。小さいけど力持ちです。
台車を人力で取り外した後、陸送用タイヤの取り付け。ジャッキアップされた車体が、大きく傾いているのが分かります。
何回か切り返しを行った後、見事に接続されました。
無事に陸送用タイヤへの交換作業が終了すると、深夜の陸送に備えて基地出口で一休み。
台車は別のトラックに積み込まれ、一足先に出発します。
【ご参考】
過去の車両搬入風景は、こちらをご覧ください。
1975年7月 兵庫〜三田間 3105-3006の搬入風景(「モノクロームの残像」より)
1994年1月 国道2号線 5001-5102の搬入風景(「車両ガイド」より)
6000系の市場車両搬入基地での作業風景は、こちらをご覧下さい。
2008年3月 6002-6101の搬入風景(「6000系がやってきた!」より)
(01.02.15 記 08.03.20 一部修正)
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