1989年(平成元年)4月の記録
                     
                    −3013FがKマーク付で颯爽と登場!−



      

      約8年振りに増備された3000系第7編成(3013-3114-3113-3014)新塗装で登場し、「帰ってきたウルトラマン」
      カラーとなりました。
      3000系では初めてのKマーク装備と併せ、冷房装置の省エネ化や車内設備の改善等も実施されています、


      
−8年振りの増備・・・3000系第7編成−

      昭和48年9月に第一編成が登場した3000系(デ3000系・デ3100系)は昭和56年3月増備の3011F以来、
      増備がしばらく途絶えていました。
      これは当時の車両新造方針が、2連→デ1350形、3連→デ1150形・サ1250形(5連は左記の組合せ)だった
      為で、当時は粟生線の輸送力増強+体質改善が急務で有った事から、編成組成が容易で部品も共通化されて
      いる1000系列の増備は、賢明な施策であったと言えるでしょう。

      その後、平成元年3月には約8年振りとなる待望の3000系の増備編成、3013Fが登場しました。
      この編成では、3000系では初のKマークが乗務員室後部の戸袋に標記されたのを始め、冷房装置の省エネ化
      (10,500kcal/h×3台)や室内の冷風吹出口をラインフロー式に変更の上蛍光灯カバーの設置、座席肘掛の
      形状を阪急タイプのものに変更、貫通路の大型窓化など室内のマイナーチェンジも図られました。
      さらに本編成より室内の禁煙表示等がピクトグラム化された他、車体側面の種別・方向幕も各々が独立した
      形態で、既存の3000系とは違った印象を受けることとなりました。

      ここでは、竣工後まだ10日と経っていない3013Fの文字通り「ピカピカ」の姿をご紹介します。


      

      車体側面のKマークも誇らしげな3013。シャープなデザインは、アルミ車体の3000系に一番良く似合います。


  

      (左)腰掛端部の袖仕切りは当時の阪急タイプでモケット付となり、貫通路の窓ガラスは大型化されました。
      (右)天井の冷風吹出口はラインフロー化され、蛍光灯カバーが設置されました。











  側面の種別・方向幕は独立、英文標記も追加
  されました。全体的に洗練されたスタイルで、
  乗客へのサービス向上の様子が窺えます。





      

      車体も床下機器もピカピカの3013Fが鈴蘭台を発車。やはり3000系は「ウルトラマン」のニックネーム通り、
      
いつも「光っている」姿でいてほしいもの。


      

      一足先に新塗装で活躍していた3007F。種別・方向幕はまだ旧スタイルのものですね。


      

      まだ有馬〜三田線でも活躍していた頃のツリカケ800系。写真は谷上行851-812-811の3連。

      この後の公園都市線開通時には三田線の全線4連直通運転が開始され、三田線末端部で区間運用についていた
      800系の活躍の場は粟生線末端部へと狭められる事となります。



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