1984年(昭和59年)8月の記録
                     
                        −広野ゴルフ場前駅の交換設備設置−




       

       全検上がりのサンマルトップナンバー。塗装も足廻りもピカピカで、見違えるような姿になっていました。
       試運転幕を掲げ、本線復帰前の足慣らしに出発です。


       

      沿線人口が右肩上がりで上昇していた当時の粟生線では、朝ラッシュ時における輸送力増強の為、
      広野ゴルフ場前駅の交換設備設置工事に着手していました。
      片側ホームを島式に改造、既に線路も敷設されて完成間近の様子が伺えます。


    

   現在は上り線となった部分を新開地へ向け、広野ゴルフ場駅を発車するデ1070形+゙1100系の連解4連。
   交換設備は2009年3月20日のダイヤ改正後も使用されており、朝ラッシュ時には志染仕立の上り列車や、見津車庫からの
   回送列車が同駅で交換する風景が現在でも見られます。


       

                

       市場駅前に鎮座まします放置車両? 正体は同年8月に増備された、デ1350形の第三編成1357号車です。
       当時は川重兵庫工場から深夜に回送された新車を同日中に搬入するのが原則でしたが、この時だけは何故か前日深夜の
       陸送で市場に到着していました。
       車両の陰では、警備のおじさんがのんびりと一人で留守番をしていました。

       まだ車両搬入基地や保線基地が整備される前の様子で、のんびりとした市場駅周辺の様子が伺えます。


 1357号車の妻面。製造銘板に「昭和59年8月」の文字が見えます。

       

       普段滅多に見る事のない、デ1350形の妻面連結部。台車はまだトレーラーのタイヤを履いています。




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