1983年(昭和58年)12月の記録

                       −山の街留置トム車の回送風景−





       

       午前中の試運転を終え、鈴蘭台車両工場へ帰っていく1303−1304の2連。
       高性能車2連の光景も、どことなく軽快さと長閑さを併せ持っていますね。


              

       今日は珍しく、山の街へ留置されている無蓋貨車の月検回送が日中に行われました。
       鈴蘭台車庫からデキに牽かれてやってきた回送編成。後方には鈴蘭台入駅待ちの下り列車の姿が
       見えます。
       電機2001(現701)に牽引されるのは、トム621・622と監視台付きのトム521の3両。
       ちなみに、山の街から鈴蘭台への引揚は、前日夜間に実施されていました。


       

       3番線で発車を待つデキ+トム車3連。2番線には粟生線からの新開地行き800系が入線です。     
       ホームで電車を待っている人々も、見慣れないトム車の姿に興味深々・・・。
       トム521の監視台にも、車掌さん?が乗車しているのが分かります。


       

       発車時刻も迫り、係員の方が何やら運転士さんと打ち合わせ。
       年代ものの電気機関車と貨車だけに、運転される方も保守の方もご苦労が多い事でしょう。


       

       やがて、トム車はゆっくりとデキに牽引され、徐に鈴蘭台のホームを後にしました。


  

       山の街の留置側線へトム車の回送を終えると、デキは単行で鈴蘭台へ引揚げてきました。
       ホッパー車連結時には見られない、前パン姿が新鮮です。


       

       4番線に到着したデキ。すぐに粟生線横の留置側線に転線です。
       デッキ付きELですから、乗り降りはいつも前から・・・ですね。


       

       

       かしゃでんしゃデヤと肩を並べて、側線で休むデキ。やれやれといった表情・・・。
       撮影日の翌日からデキは、約1ヶ月間の重要部検査に入りました。





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