1983年(昭和58年)10月の記録
−単線時代の粟生線木津駅 点描−
さて、デ1070形の単行回送が走った約一週間後、秋の気配が深まった木津駅を再訪しました。
当時は見津車庫の新設工事と歩調を併せ、粟生線複線化の第三期工事が進んでいた頃。
木製ホームに単線の同区間も、数年後には大きく姿を変える事となります。
沿線の秋の風物詩であった、稲干しの風景。写真のような長閑な風景も、最近は少なくなりました。
同じ粟生線沿線でも、場所によって干し方が異なるのが興味深いところです。
遠足帰りの小学生たちでしょうか。チビッ子軍団の歓声で、小さな無人駅が一時の賑いを見せます。
所は変わって、鈴蘭台駅南側の子安場踏切から上りホームを望む。
上り側線に留置中の302Fの後方には、1番ホームで発車を待つ304Fの姿が見えます。
2つのサンマルがシリースで並んだ、ちょっと変わった位置でのツーショットでした。
丸山を発車して、50パーミルの急勾配に挑む304F。均整の取れたスタイルが好ましいですね。
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