1983年(昭和58年)3月の記録(粟生線)
−仲良く集団下校−
三木駅にて発車待ちの811F 811−812(デ810形)は800形車両の中では唯一片運転台・
両開扉の車両で1編成2両のみの存在 1500形の増備に伴い平成3年3月に廃車されました。
美嚢川鉄橋を渡る311−312+1054の3連 311はまだ連解仕様工事着手前の姿です。
現在は川岸部分はコンクリートで護岸工事が施工されています。
鈴蘭台に停車中のデ300形302F ご存知昭和35年登場の神鉄初の高性能車です。
均整のとれた湘南形2枚窓の姿は、引退後6年以上経った現在でも見劣りする事はありません。
−おまけ−神鉄デ300形と西鉄1000形
HP更新中の4月21日、本日発売の鉄道雑誌上にて西鉄1000形の引退を知りました。
西鉄1000形は昭和32年に日本車両で製造された西鉄初の全金属車で、昭和48年の2000系
登場まで特急列車として君臨、その後クロスシートのロング化や塗装変更を経て普通運用に活躍
してきましたが、寄る年波には勝てず相次いで引退、、4連一編成を残すだけとなっていました。
一方の神鉄デ300形は昭和35年の製造で西鉄1000形より少し後輩です。
ただ、同じ世代の生まれだからでしょうか・・・製造所が日本車両と川崎車両(現川崎重工業)という
違いは有るものの、どちらも当時はやりの湘南形2枚窓+クロスシートで登場。又、西鉄1000形は
2000系の登場、神鉄デ300形は3000形の登場(どちらも昭和48年)により、ほぼ同じような運命を
たどって来ました。
西鉄1000形の一部は近畿車輛のシュリーレン台車を履いている事や3扉改造後の窓配置が神鉄
デ300形と全く同じである事も、何かの縁のような気がするのです。
神鉄デ300形は、個人的には今でも一番好きな車両の一つです(自己紹介のページご参照)
又、出身が九州だから・・・という訳でもないのですが、さまざまな経緯を考えると、同じような境遇を
過ごして来た西鉄1000形は、ちょっと気になる存在でした。結局、最後まで一度も実物を見る事が
出来なかったのが、今でも残念です。
長い間、活躍ご苦労様でした・・・。
志染で折り返し待ちの861F
当時、800形は3連5本に高性能車3連1本を
加え、6本で専用の運用を組んでいた。
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