−茶坊主再び・・・2012.12.22 粟生線でデヤ750形のフォトラン列車を運行−
数少なくなった私鉄の事業用車両として、僚友デキ+ ホッパーのなき後も孤塁を守りながら、活躍を続けてきたデヤ750形。
急勾配を擁する神鉄の軌道保守には欠かせない存在で、長らく現場からも重宝されてきましたが、さすがに齢80年を超える
老体の保守には、苦労が絶えなかったそうです。
ここ数年間は一時期と比べ、心なしか出動の機会も減ったように思われ、沿線行脚の際に懐かしいツリカケの響きを耳にする
機会も、めっきり少なくなってしまいました。
デキ+ ホッパーの代替として導入された軌道モータカーには小型のクレーンも装備されており、 「いずれはデヤの役目も果たす
ようになるのでは・・・」 と思っていましたが、2012年の初夏にはついに2編成目の軌道モータカーが増備され、神鉄の本線上から
慣れ親しんだ茶坊主の姿が消えるのも、いよいよ時間の問題となってきたようです。
そんな中、前回のデキフォトランから約2年後の2012年12月、再び有志によるデヤ750形のフォトランが実現する事となりました。
今回の走行区間は、通常時間合運用の設定がほとんどない、粟生線の鈴蘭台〜粟生間です。
行程の途中では定期列車の間合を縫って、川池信号場〜押部谷間では一往復、小野〜粟生間では二往復が設定されました。
素晴らしい一日をご提供いただいた関係者方各位、ならびに沿線各所で楽しい一時をご一緒させていただいた同好の皆さまに、
この場をお借りして心よりお礼申し上げます。
前日から降り続いていた雨も運行直前には上がり、普段見る事のない貴重なシーンが各所で展開。思い出に残る一日でした。
それでは、当日の様子をご紹介しましょう (写真をクリックして下さい)
(2013.01.25) デヤ750形フォトラン運行の動画を追加UPしました。