− Web写真集 6 − 「6000系がやってきた!」
深夜の国道2号線上を、市場へ向かって疾走する6002。ナトリウム灯がステンレスの車体に眩しく光ります。
神戸電鉄待望の新車、ステンレス車両の6000系がいよいよお目見えする事となりました。
新形式車としては1994年登場の5000系以来、約14年ぶりの登場です。
最終増備車から数えても1998年3月の5019F以来、実に約10年ぶりのこと。
神鉄好きの電車小僧としては、登場が近づくにつれ、いやがうえにも期待感が高まります。
以前よりチラホラと新車の噂はありましたが、2007年5月15日付の神戸新聞には「神戸電鉄 新型車両を導入」との
記事が掲載され、6000系の登場が俄かに現実味を帯びてきました。
同年8月26日に実施された「親子でGO!ミステリートレイン」の車内でも、6000系の完成予想図と思しきイラストが
ほんの一瞬ですが公開され、ご覧になられた方も多いのではないでしょうか。
2008年2月7日は神鉄公式HPにて6000系の概要が正式にリリースされ、従来の神鉄スタイルを一新する斬新な
車体デザインは、各所で大きな反響を呼びました。
2月7日に正式リリースされた、6000系の車体外観と車内の完成予想図。従来の神鉄車両のイメージを一新する、
斬新なスタイルとなっています。 6000系についての公式リリースは、こちらをご参照下さい。
(資料ご提供:神戸電鉄)
【6000系の概要について】
出典:神戸電鉄公式HP 及び同社発行広報誌「すずらん」Vol.67
・「人と環境に優しく、安全快適な車両」をコンセプト
・無塗装化シルバーの車体側面には従来の赤色に、機能美を感じさせる黒色と落ち着きのあるゴールドを組み合わせた
ラインを施し、行先・種別表示装置には高輝度LED装置(阪急9000系等と同様のもの)を採用
・内装は従来のイメージを継承しながら、室内空間を拡大。車体幅は従来車両に比べて約100mm拡幅し、車体床面を
40mm低くしてホームとの段差を縮小し、車椅子を利用の乗客等にも配慮
・ロングシートは従来車両に比べて一人当たりの座席幅を80mm拡幅
・開閉予告チャイムと赤色表示灯を設置し、ドア開閉後に一定時間、扉を押さえる力を弱める機能を付加
・各車両の出入り口上部3ヶ所にカラー15インチLCD(液晶ディスプレイ)を2台ずつ設置、停車駅・乗換案内等を実施
・車両間の貫通路には、手を添えただけで自動開閉するタイプを採用。
・・・等
08年3月中旬には、製造元である川重兵庫工場からの搬入作業が無事完了。
4月からは各種走行試験や乗務員習熟運転を実施、08年6月4日から営業運転に投入されました。
いよいよ営業線上で私たちの眼前に姿を現した、期待のルーキー。
ここでは、6000系誕生からの動向を随時ご紹介していきたいと思います。
1.川重搬出前夜まで | 2.川重〜市場まで | 3.市場〜車両搬入 |
4.市場〜鈴蘭台へ! |
5.在来車の動向 |
6.習熟運転開始! |
7.試乗会開催 | 8.営業運転開始! | NEW! 9..第二編成登場! |
デビュー後の活躍風景は、Web写真集1「光と風の中を」にて公開しています。どうぞご笑覧下さい!
(2008.06.22 記)