7-6.クハ131・151形

      131・132(計2両) 151(計1両)  昭和18年8月入籍  昭和46年1月除籍


      

      
元は気動車だったクハ131形。戦中の輸送力確保の為制御車改造の上活躍を続けました。
                                       (写真ご提供:松本崇様)


     【概要】

       
旧神中鉄道(現相模鉄道)から第二次大戦中の輸送力確保の為、昭和18年に譲受された気動車3両を
       川ア車輌(現川崎重工業兵庫工場)にて制御車改造したものです。気動車としては昭和10〜11年に
       製造されました。
       クハ131形は前面2枚窓、クハ151形は前面3枚窓の流線型タイプでいずれも運転台は有馬方のみに
       設置されています。

 

       (左)鈴蘭台で憩うクハ151形。流線型スタイルが製造当時の流行スタイルを感じさせます。
       (右)正面からのスタイルはなかなか愛嬌のあるクハ131形。写真は鈴蘭台の塗装庫でしょうか。
                                       (写真ご提供:松本崇様)


       

       旧塗装の131と新塗装の132が並んだ風景。
       新塗装のクハ131形は、雑誌等でもあまり見た事がありません。同じ2枚窓でもスマートな
       デ300形と異なり、いかにも旧ディーゼルカーといった雰囲気です。
                                       (写真ご提供:ok様)


       

       菊水山〜鈴蘭台間を行く、デ201形+クハ151の2連。
       この辺りの風景は、昔も今もあまり変わっていませんね。(写真ご提供:神戸電鉄(株))


       昭和37年からは併結相手がデ201形となり、1M1T編成の為性能向上を目的として誘導分路器が
       設置されましたが、デ201形の床下スペースが確保出来ない事からクハ側に設置されています。
       又、貫通路も設置され、固定2連で使用されましたが高性能車の増備に伴って昭和46年に廃車と
       なりました。
       



(2012.01.22 内容一部更新)


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