故郷の川崎重工兵庫工場を経て、未明に市場駅隣接の保線基地に到着した6502号車。
後方には中間車の6601号車も控えており、これから台車の履き替え作業が開始します。



 − 期待のニューフェイス 新形車両6500系登場!(その2)−



一夜明けた市場駅隣接の保線基地には、2両のステンレス車両が、作業の開始を静かに待っていました。
朝のラッシュがようやく一段落しつつある頃、搬入作業が開始されます。



   

ジャッキアップした車体から、陸送用のゴムタイヤ台車と台枠を取り外し、走行用の台車に履き替え。
新品の車体を傷付けぬよう、慎重に、かつ大胆に作業は行われていきます。


   

(左) 台車は先輩の6000系と同じタイプの軸梁式ですが、モータ形式の変更によって台車の形式も変わったようです。
6502号車の台車にはKW-211、6601号車の台車にはKW-212のプレートが付いていました。

(右) 6602号車用のKW-212をアップで。付随車の特徴である、レジン製の黒いブレーキシューが目視できます。




台車の履き替えが完了した6502号車。人力で前方へ移動させ、6601号車の作業に移ります。




6601号車の台車履き替えも無事完了。ピカピカの車体と床下機器が、眩しく輝きます。


   

作業もいよいよ大詰め。6502号車と6601号車の連結作業と並行し、先頭の6502号車ではATS車上子とスカートの取り付け。
前照灯は6003Fで長期試験が実施されていた、小型LEDタイプが採用されています。




作業の完了した6502号車と6601号車。スカートのビニールシートも外され、俄然「らしく」なりましたね。
尚、搬入後の車両は両日とも終電後、1361F4連の牽引にて鈴蘭台車庫に回送されています。


山電さんの新車6000系と並ぶ久々の新造車両は、地元マスメディアでも注目を集め、陸送風景や
市場での搬入の様子は、新聞紙上でも話題になっていました。

今春に予定される、6500系のデビューが待ち遠しいですね。



 (2016.03.06 記)



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