名鉄揖斐線の終点、黒野駅。私鉄ファンにはたまらない、何とも言えない「ええ雰囲気」を出しています。
       数年前迄は本揖斐・谷汲への路線がさらに先へ延びていたのは周知の通りです。


     −番外編その2・・・名鉄岐阜市内・揖斐・美濃町線ワンディトリップ−


     遅い夏休み?をやっと頂き、折角の連休なのでたまには少し遠出を・・・と言う事で、予てからの懸案事項であった
      名鉄岐阜市内線系統を訪問する事にしました。
      数年前の谷汲・揖斐線末端部の廃止時には訪問する事がかなわず、来年3月末での廃止が確実となった事も有り
      今回訪問する事となったものです。
      (決して神鉄をほったらかしにしているのではないですョ。念のため・・・^^;)

      往路はJR在来線を乗り継いで岐阜へ。関が原付近で雨粒が落ちだし、到着した頃はすっかり雨模様。昨日(9/5)は
      大雨でダイヤが大幅に乱れていたとか・・・。
      とりあえずまずは新岐阜駅前より、揖斐線で黒野を目指します。

      

      岐阜市内線を走るモ780形。連結運転も可能でVVVF制御。揖斐線系統は本形式と連接車の770形でほぼ統一、
      高性能車が幅をきかせています。

      忠節発車後に係員が乗車して車内発券。補充件は懐しいパンチで穴をあけるタイプでした。
      まだ青い柿の木畑?の中を電車は走りますが、住宅地も広がる割に乗客は増えません。おまけに空模様も怪しく・・・

      黒野到着前には雨はすっかり本降りに。駅前にはコンビニ等も無く、少し歩いて見つけた雑貨屋で雨傘を購入。
      店の奥さんに「電車撮りに来たの?」とずばり当てられ、「ウチの息子も好きなのよ。家に模型とかも一杯!」と。
      やはり同類はすぐ直感で分かるのかな?雑談に一時話が弾み、雨も又楽し・・・。


      

      ご存知大正生まれのオールドタイマー、モ510形。訪問時は黒野の検車区で昼寝中でした。
      現在は定期運用から離脱している模様ですが、存在感は流石です。


      

      本揖斐方面への廃線跡。役目を終えた鉄橋と電柱、勾配票が空しさを感じさせます。




                        

      黒野駅全景。来年3月の廃止後、駅内の喫茶店はどうなるのでしょう。店内ではマスターと客が将棋の真っ最中でした。
      待合室には廃止区間の思い出の写真が・・・


  モ770形運転台にて。


      雨も上がってきたので下方駅で途中下車、根尾川の鉄橋で数カット撮影。一旦新岐阜へ戻り、美濃町線で関を目指します。


      

      新岐阜駅の各務原線ホーム。一般車両と同じ線路を次の田神まで走ります。
      写真は元札幌市電のモ870形。同区間を走る車両は1500〜600V複電圧仕様となっています。

      美濃町線は道路と直結した専用軌道のホームやへろへろとした線路、農村地帯の風景や峠越え等変化に
      富んでおり、私好みの路線です^^)線路を挟んで家の駐車場と道路が有ったり、徐行と警笛を繰り返しながら
      走行する様はどこかのアジアの国の鉄道の雰囲気です。

      又、下芥見より先は通票閉塞となっており、現在でも懐しいタブレットキャリアーの交換風景が見られます。


      

      新関からは数年前に長良川鉄道にその任を譲って廃止。同鉄道と接続する為同時期に新関〜関間が新規開業
      しました。列車は約半分は新関で折り返します。左は昭和55年に新造されたオリジナルの連接車、モ880形。

      新関近くになって、止んでいた雨が再び降り出し、今度は夕立に!私の日ごろの行いが悪いからだろうか?


      

      終点の関駅。左に見えるのは長良川鉄道の線路です。新関と関の間は歩いても数分の距離です。


      

      事実上の美濃町線の終着駅-新関駅。ここに列車が到着するのはあとどれくらいでしょう・・・。

      帰路では雨も止み、野一色と下芥見で途中下車して沿線風景をショット!平日にも関わらず、数人の電車小僧を
      沿線でも見かけました。

      帰りは新岐阜よりパノラマスーパーで新名古屋へ。新幹線の待ち時間で腹ごしらえした時のビールがうまかった事!
      時間が取れれば、是非もう一度再訪したいと思った初秋の一日でした。。


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