今回の電車行脚を象徴する一枚・・・秩父にて。
−またまた番外編ですが・・・秩父鉄道鉱石列車再訪!(後編)−
さて、専用線での撮影を終えて影森駅へ戻ります。
熊谷よりの踏切へ移動し、ここで工場から下って来る鉱石列車を待つ事としました。
三峰口行の1000系3連と入れ替わりに、鉱石を満載した列車が影森駅の側線に到着します。
構内は広々としていて、現在よりも活気が有った昔日の面影を今に伝えます。
この後しばらくして、小休止した鉱石列車は上り7304レとして三ヶ尻へ向けて出発して行きました。
雨は上がるどころか次第に本降りとなり、影森から秩父へ移動。下り7403レを捉えようと思いましたが、激しい雨脚に
どうする事もできません。おまけに雷まで鳴る始末・・・。
駅前で雨宿りをしながら、アイスクリームでしばし涼を摂っていました・・・。
上長瀞についても一向に天候は回復せず・・・ここで昼食がてら、暫く様子を見る事に。
秩父の名物が手打ちそばなのかどうかは知りませんが、駅前に数件あるそば屋さんでざるそばとビールで一服!
幸せな一時です。
しかし、雨は上がらず結局上長瀞〜親鼻間の荒川橋梁は見送る事に・・・;;)
もう一度下り列車に乗って親鼻へ向かうと・・・なんと青空が覗いてきたではありませんか!
ここで下車し、武州原谷からの上り鉱石列車を狙います(前編トップの写真です)
親鼻駅にて。構内踏切は地元の人の通行も可能ですが、時間帯によって20両の鉱石列車が長時間停車する為、
注意を促す立て札と停車時間が掲示されています。
気を良くして再び移動。樋口駅で下車し、野上間との直線区間で上下3本の鉱石列車を狙います。
ところが、一本目の下り7205レを撮った後、彼方の山が白く霞んで上空には真っ黒な雨雲が・・・嫌な予感!
「何とかもってくれ」と一心に祈りましたが雨雲君は全く素知らぬ体で見事に私の頭上に豪雨を降らせてくれました。
写真はカメラバッグにゴミ袋を被せ、傘を差しながら必死の想いで撮影した上り7106レです。
電車行脚には特大のゴミ袋を是非携行しましょう。意外な所で役に立ちますよ。
雨男電車小僧からのアドバイスです。
3本目の7305レが過ぎて行くと、見事に雨が止みました。最近の私の行いってそんなに悪かったっけ・・・。
じめじめした体を引きずりつつ樋口駅へ。帰りの新幹線まで全身濡れねずみ状態でした。
雨上がりの樋口〜野上間を行く1000系を一枚。
元東京都営地下鉄5000系を購入した6000系。1000系と違ってこちらは全車冷房車です。
(1000系は中間車のみ非冷房車)個人的には旧国鉄101系の1000系の方が好きですが・・・。
貨物列車同士の交換風景が見られるのも秩父鉄道ならでは。黒谷駅にて。
撮影条件としては最悪?に近い状態の一日でしたが、雨の日の風景も又情緒が有っていいもの・・・。
「いい写真撮れた?」と気さくに声を掛けて下さった影森の駅員さん、ホームで列車を待ってた時にわざわざ
鉱石列車の交換時刻を調べて頂き、敬礼で見送ってくれた黒谷駅の駅員さん、どうもありがとうございました。
忙しいながらもとても楽しく、思い出に残った一日でしたよ。
次回の訪問は何時になるかな・・・この日の最終ショット、黒谷を出発する下り7305レ。
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