3月23日、市場車両搬入基地で解体作業中の1124号車。
前日22日より解体作業の開始された1126号車は、この日の午前中に搬出され、既にその姿はありませんでした。



 − 1100系の異端児…1124号車・1126号車も市場で解体へ−



3月15日〜16日に解体された茶坊主デヤに続き、翌週の3月22日未明には、見津車庫に留置されていた1124・1126号車が
市場に回送され、同日朝から24日の3日間にかけて解体作業が行われました。


両車は粟生線の4連直通化に伴い、1123F・1125Fの神戸寄先頭車を中間電動車化し、1119F・1121Fに組み込み4連化した
ものですが、輸送力調整に伴う再3連化で編成解除の上、昨年3月下旬に除籍されて見津車庫に留置されていました。




午前中の1126号車搬出作業を終え、独り佇む1124号車。割れたままの運転台ガラスが寂しさを誘います。






午後からは床下機器の撤去作業が始まりました。淡々と作業が進む中、最古参の1101号車が別れを告げるように見守っていました。


解体作業は24日まで実施されましたが、24日に搬出された1124号車について、今回弊サイトにご乗車いただいている
「マスターエース」さんより、トレーラーで輸送中の写真を送っていただきました。

写真の公開について同氏のご承諾をいただきましたので、以下6点の写真をご紹介させていただきたいと思います。




3月24日に解体作業が終わり、トレーラーで輸送中の1124号車に遭遇された「マスターエース」さん。
神戸市内を車で走行中、国道で偶然停車していたところを撮影させていただいたそうです。



   

車体中央付近で、前回のデヤ同様、真っ二つにされた1124号車。バーナーの焼け跡が痛々しいです。




   

後部より撮影。車内設備や椅子のクッションも、殆ど取り払われている様子が分かります。
白昼堂々の輸送風景には、道行くドライバーの方々も驚かれたことでしょう。

5000系の増備完了までは、神鉄の最多両数 (39両) を誇ったデ1100・サ1200形。
最近では少しずつ仲間が戦線を離脱しつつありますが、今も現役を続ける10編成の末長い活躍を祈りたいものです。


最後に、貴重な写真をご提供いただきました「マスターエース」さんに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。



 (2014.04.01 記)


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