新開地へちょっと足を伸ばした後、有馬温泉へ向かう6001F。昨年と同じ場所での撮影です。
有馬温泉到着の後、「ライブトレイン」として運行を開始します。
− 帰って来た有馬線「ライブトレイン」と、粟生線葉多のなのはな畑 −
少し遅めのさくら前線もようやく北上、一斉に沿線も満開となった4月10日、GWに開催される「新開地音楽祭」の
プレイベントとして、昨年初登場した「ライブトレイン」が今年も運行されました。
「片道3分間のミニライブ」は有馬散策へ向かう方々にも好評だったようで、今年も特製のヘッドマークを掲げて
有馬口〜有馬温泉間に登場、春爛漫の有馬路に華を添えました。
今回は、2回目となった有馬線「ライブトレイン」と、葉多駅前に登場したなのはな畑の話題をご紹介します。
現地入りする前に、まずは長田のさくら並木へ。
1990年の「花の万博」開催記念で植えられたものですが、今ではすっかり成長、沿線の風物詩となりました。
有馬線と粟生線の双方から次々と列車がやってくる事もあり、撮影ポイントには事欠きません。
有馬口に到着する「ライブトレイン」。昨年同様、定期運用の6001Fが抜擢されました。
運行時刻は公式リリース内でも公表され、こちらも昨年同様に10:04有馬口発から昼間の12時台を除き、
14時台まで8往復が運転されています。
(左)ライブトレインに掲出された特製ヘッドマーク。今年は「ムッシュかまやつ」さんの登場!
(右)ホームの案内板にも同様のポスターが。列車のお客さんが、しきりに携帯カメラを向けておられました。
ライブステージは6101号車の神戸寄。今年は簡易アンプも持ち込まれ、参加アーティストも増加。
春やさくらを題材とした曲を中心に、行楽ムードを盛り上げます。
(上)BAU△CLUB・・・フォーク&ロック (下)ナカノサヤカ・・・アコースティック
今年は天気にも恵まれ、同日開催された「有馬さくらまつり」も大盛況。小川のせせらぎが心地よいです。
(左)温泉街には猿回しも。息の合った(?)一人と一匹の芸に、一同大喝采!
(右)「misono」で昼ごはん。海老天チーズカレーうどんで腹ごしらえです。
カメラに収まってくださった「新開地音楽祭」スタッフの方々。
東日本大震災の義援金募集も併せて実施され、献身的に動いておられたのが印象的です。
今年も楽しい企画を設けていただき、ありがとうございました。
沿線のさくら並木は、例年は平地と山間部で開花時期が若干ずれるのですが、4月上旬からの穏やかな陽気が
続いたせいか、今年はほぼ一斉に開花。標高278mの鈴蘭台駅付近も、ごらんの様子でした。
昼過ぎからは場所を変え、葉多までしばし粟生線の旅。
例年葉多駅前に登場するレンゲ野に代わり、今年は見渡す限り、一面のなのはな畑が広がります。
神戸電鉄の沿線情報誌「SUZURAN」にも掲載されていますが、「粟生線フラワーライン計画」の一環として
沿線農家の方々のご協力により、実現したものです。
一週間前の4月2日(土)には、ここ葉多駅前を終点とするハイキングも行われています。
地元農家の方から伺った話では、同じように見えるなのはなも二種類あるそうです。
レンゲに比べて肥料を良く吸い上げるので、一斉に満開にするタイミングが難しいとか。
私たちファンに対しても理解のある地元有志の方々によって、美しい葉多の自然が守られている事に、
改めて感謝した次第です。
データイムの小野〜粟生間は、一時間に往復2本の30分ヘッド。
ぽかぽか温かい春の日差しを背中に受け、同好の方々数人と談笑しながら、のんびりと電車を待つ幸せ。
眼前に広がるのは、まさに「いちめんのなのはな」・・・。
「移動は確かにクルマは楽やけど、通勤に電車がなくなると大変やわ〜。本数減らさんとあかんやろうけど、
是非残して欲しいな〜」・・・とは、北条鉄道からの帰り道だった、地元在住のおっちゃんの話でした。
【ご参考】
「第11回 神戸新開地音楽祭」の公式HPはこちらです↓
http://www.shinkaichi.or.jp/ongakusai/index.html
(2011.04.17 記)
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