無事に今年の大役を終え、鈴蘭台へ回送されるミステリートレインの6003F。
           5019Fで始まった第一回目から毎年、最新編成が使用されているのも特徴の一つです。



         −今年もイベント満載で登場!「親子でGO!ミステリートレイン2010」−


           2007年からスタートした「親子でGO!ミステリートレイン」。早いもので4回目を数える事となりました。
           「神鉄のミストレなんて、行先も限られとるやん・・・」と思ってらっしゃるそこのあなた、甘く見ちゃだめですよ(笑)

           行く先々では、毎回趣向を凝らしたイベントが盛りだくさん!
           「今年は何があるのかなぁ〜・・・」のわくわく感がまさにミステリーな訳で、夏休み最後の休日を楽しむ
           人気列車として、今ではすっかり定着したようです。
           今年は家族での参加を申込んだところ、運良く当選し乗車の機会に恵まれましたので、当日の様子を
           お伝えしたいと思います。


           当日は9:30に谷上駅集合。受付時には、昼食用お弁当の注文も併せて承ります。
           参加者の方々は8班に分かれ、それぞれの班長さんに従って2番線へ。留置側線に停車している6003Fの
           入線をしばし待ちます。


           

           やがて、前面に特製ヘッドマークを掲げたミステリートレインの6003Fがやってきました。
           粟生線活性化キャラクターの「しんちゃん」も、ちゃんと助士席台に乗務しています(笑)

           さて、乗車後ほどなく出発・・・と思いきや、先程停車していた神戸方の留置側線へ!?
           一旦留置側線に入ったミステリートレインは、ここで上下列車の退避を行った後、3番線に入線。
           再び向きを変えて10:02に神戸方へ出発、晴天の有馬線を快調に走って行きます。


       

  (左)「ミステリートレイン2010」のヘッドマーク。今年は粟生線活性化のキャラクター電車がデザインされています。
  (右)留置側線で待機中のミストレをかすめて、下り三田行きのウルトラマンが通過。上り列車の通過を待って、3番線に入ります。

  10:10に鈴蘭台に到着すると、ここからは鈴蘭台車庫への出入庫線へ。恒例の洗車体験ですね。


       

           

           イベントではいつも人気の洗車体験。車内から家族連れの歓声が一気に上がります。

           鈴蘭台車庫では20分程の滞在で、洗車体験を終えると再び出入庫線を上って鈴蘭台駅3番ホームへ。
           ホームで電車を待つ乗客の方々も、出発を待つミステリートレインの姿に興味津々です。


       

     10:34、鈴蘭台を出発。側線に鎮座ましますデキ+ホッパーを横目に、ミステリートレインは粟生線へと進路を変えます。
     途中のトンネルでは車内灯を消灯して、真っ暗闇での通過。これもミステリー?

       

     さて、ミステリートレインは10:44、木津駅に到着。参加者は一旦、ここで全員下車します。
     参加者の半分は、駅前ロータリー停車中のバス2台に分乗します。網棚には何故かヘルメットが???

     正体は木津駅周辺のミニツアーでした。今回案内していただいたのは、

       ・西神・ポーアイ造成に活躍した土砂運搬用ベルトコンベアの旧トンネル
       ・国営明石海峡公園(神戸地区)あいな里山公園(造成中)
       ・こうべ環境未来館(神戸市資源リサイクルセンターに隣接)   ・・・の3か所でした。
     先程のヘルメットは、トンネル見学用のものだったわけですね。

     参加者はこうべ環境未来館先行組とベルトコンベア先行組の2組に分かれ、普段はなかなか見る事のできない貴重なスポットを
     見学させていただきました。
     旧ベルトコンベアのトンネル内は夏冬を問わず温度は18℃前後だそうで、ヒンヤリとしていました。


       

     あいな里山公園ではガイドさんの解説付き。藁葺き屋根の民家は、実際に中に上がって自由に見学ができました。
     神戸地区の開園は、2012年度に一部実施される予定です。今回一番の「癒しのスポット」、もう少し居ても良かったな〜。

       

     (左)部屋の片隅にあった足踏み式ミシン。これは懐かしい!我が家の実家にもありました。
     (右)ミステリートレイン初のバスツアー。ここからは木津駅前に戻り、こうべ環境未来館の見学です。

     こうべ環境未来館で待望の昼食タイム。受付時に注文していたお弁当を受け取ります。
     ペットボトル付きで大人500円、子供400円は安い!子供用のお弁当は、ハロウィーンの顔がデザインされた鮭のそぼろごはんでした。


       

     お昼ごはんの後は、未来館の館内見学。ボランティアの方々が丁寧に案内してくれます。
     あいにく土曜日で工場は稼働していませんでしたが、見学ルートから巨大な施設の様子を拝見させていただきました。

     約3時間のミステリーツアーを楽しんだ後は、再び木津駅よりミステリートレインに乗車します。
     子供は班長さんとも少し打ち解けたようで、横にひっついては何かとしゃべっていました(笑)

     さて、乗車したのもつかの間。電車は見津車庫の出入庫線に入り、スイッチバックして車庫内へと向かいます。
     そこで待っていたものは・・・!


           

           

     6月に搬入されたばかりの新型モータカーと、おなじみ茶坊主のデキ+ホッパーがなんと揃い踏みです!
     昨年は701号電気機関車のみでしたが、今年はクホ・サホのホッパー車も参戦。昼間の粟生線を堂々と走行したのは
     何年振りでしょうか。子供よりもお父さんの方が食いついてしまいそうです(笑)


       

     新型モータカーは、今回初の走行実演も行われました。電車と違い、ディーゼルエンジンを響かせてユルユルとやってくる
     黄色い車体に、参加者の注目が集まります。
     茶坊主デキとホッパーは相変わらずの人気者で、記念撮影をする家族連れの姿があちこちで見られました。



           

           約30分程の見学タイムはあっという間に過ぎ、いよいよ最終目的地へと出発です。
           子供は木津駅周辺探訪で仲良くなったお友だちから、お菓子を分けてもらったり・・・
           イベント列車の良いところですね。お世話になりました!

           沿線で撮影されていたファンの方から「しんちゃんが行方不明になった!」との話が・・・。
           実は見津出発後、車内巡回で参加者の方々と記念撮影中だったのです。


           

           楽しかった「ミストレの旅」もあと少し・・・


           

           14:55、ミステリートレインは終着駅の志染駅1番線に到着。
           アンケートの回収〜抽選会で現地解散となりました。
           抽選結果は参加賞ながらも、6000系のパンフレットやグッズの詰め合わせで、子供は満足した表情(笑)


           

           ミストレの大役を果たした6003Fが鈴蘭台へ回送された数分後、見津車庫で展示されたデキ+ホッパーも
           鈴蘭台へ帰って行きました。力強いツリカケの音はまだまだ健在!


     今年のミステリートレインは活性化策の一環で、粟生線を中心とした行程でしたが、初のバスツアーも組み込まれて
     普段は立ち入る事のできない施設見学もあり、非常に充実した楽しい一日を過ごさせていただきました。
     将来の神鉄ファンも、着実に育ってるかな?来年の企画も楽しみですね。

     最後に、楽しいイベントで私たちを迎えて頂き、一日お世話になった大勢のスタッフの方々に、この場をお借りして
     お礼申し上げます。暑い中、本当にありがとうございました。



       (2010.09.06 記)


                                                                                                                 −TOPへ−

   

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