神鉄沿線春の定番スポット、長田〜湊川間を5000系が行く。今年も待ちわびた季節がやってきました。


         −2008年4月の撮影日記より−さくら前線北上中


       3月に入ると、先月まで毎週続いてた雪景色もやっと一段落。
       道行く風は冷たいものの、6000系の搬入作業終了の頃には寒さも幾分か和らいできました。

       2008年のさくらの開花予想は、例年より少し早めの予想。
       3月下旬の寒の戻りもあったせいか、平野部と山間部とでは一週間程度、満開のピークがずれたようです。
       こればかりは自然相手とは言え、なかなかタイミングは難しいですね。

       さて、4月第一週の週末。湊川〜長田間のさくら並木は折りしも満開の時期を迎えていました。


  

       「今年もよう咲いたね〜。向こう(市住南側の道路)のさくらも綺麗よ〜!」
       電車待ちの間、ふと通りがかりのおばちゃんから気さくな声が。しばし雑談に花が咲きます。
       道行く人々も携帯のカメラ片手に、春の訪れを喜ぶ姿があちこちで・・・。

       90年の大阪花博記念で植樹されたさくら並木も、今ではすっかり地元の風物詩として定着したようです。
       最近では一部立ち枯れしたり伐採されたものもありますが、今でも神鉄沿線のさくら並木では随一。
       これからも毎年、素晴らしい春の訪れが楽しめる事を願いたいものです。


       

       長田での撮影後、有馬〜三田線を北上。
       残念ながら花山付近はまだ二分咲き程度。昨年線路上にかかる部分の枝が剪定された事もあり、
       上りホームから見るさくら並木は、迫力に欠けるものとなってしまいました。
       五社駅も同様で、もう少し枝が伸びるまではちょっと難しいようです。

       やや標高の低い二郎のさくらも、まだ六〜七分咲き。満開にはまだもう少し時間がかかりそうです。
       ここでは電車ではなく、一本桜を撮っている地元の方と雑談。
       「いやぁ、たまたまここは気に入ったから、ちょっと撮っとこうかと思って」と話してたおっちゃん。
       装備はなかなか本格的でした。叉来年もここでお会いできるかな。


    

       

       三田方面からの帰途、箕谷駅でちょっと途中下車。
       駅南側には有馬街道や阪神高速の高架橋が線路を跨ぎ、風景は大分変わってしまったものの
       付近のゆったりとした雰囲気と、駅前の一本桜は今でも健在です。
       少し長くなった太陽が、ようやく西に傾く頃・・・3000系のアルミ車体が夕日に優しく映えます。


         長田〜湊川間にて・・・。



       (2008.5.5 記)


                                                                                                                 −TOPへ−

   

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